何か方法がなかったのか?
もうだいぶ日にちがたちましたが
農水省の事務次官だった方が、ひきこもりで
暴力をふるった息子を手にかけた事件の事です。「他の人を傷つけてはいけないから、殺すしかないと思った」と言っていた事件です。
先日(元からあまり感性が、あわない方なんですが)知人と話していて「あのお父さんは立派だ。事件を未然に防いだんだから」と言っていて、びっくりしました。
私は、寝込みを襲われて殺されてしまった息子さんの気持ちを思うと、何ともいえない嫌な気持ちになるのです。
「あんたは自分が暴力をふるわれていないから、当事者じゃないから分からないくせに」と言われればそれまでなんですが。
おそらく多くの子どもは、生まれてきた時に祝福されたはずです。
親だって好きこのんで、ひきこもりで暴力的な息子にした人はいないでしょう。
でも、子どもを亡くした私は思うんです。
「子どもの死に顔なんて見たくない」って。
亡くなった息子さんも、生きていてどんなに苦しかったことかと思うと涙が出ます。
このところ、悲しい事件が多く心が痛みます。