まちこの部屋

聖なるあきらめ

分かっていないのは自分(上)

元夫の父親(元 舅)は、悪気がないけど無神経な人でした。

私の父方の祖父は宮大工で、京都で仕事をしていた時に転落して亡くなりました。

だから、父は母子家庭で生活保護を受けて、祖母も土方をしていました(リアル ヨイトマケ)

だから、父は当然中卒。

でも彼なりに努力して一級建築士になったので、私はそれなりに尊敬の念を抱いています。

しかし、舅は地方の比較的裕福な家庭に育ったからそういう話は嫌いだし、理解できませんでした。

だから「いくら金がないって、中卒ってあり得ないだろう」とか「私の家は金がなくても、多分だらしないことはしない」など言われて私は「このおっさん、無神経な人だな」と、結婚当初から思っていました。


やがて、舅がボケはじめた時に夫の妹と話していた時に妹が「お父さん、ひどい発言するようになったわ」と言ったから「でも、そういう傾向は前からありましたよ」と私の父の話をしたら涙ぐんで「まちこさんにそんなひどいことを言うなんて、もしかしたらもうずっと前から認知が進んでいたのかもしれない」と言ったのです。

そして「お父さんは、人を傷つけたりしない人だもの。優しいだけの人」と言った時に、チコちゃんのように「ボーッと生きてんじゃねーよ」と思いました。

「何でも知っている気になっていても家族でも父親の事は分かっていないんだな」とその時思いました。

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