まちこの部屋

聖なるあきらめ

非日常

私は二男が亡くなるまで、サスペンスもののテレビ番組や、映画が好きでした。

スプラッター系は、嫌いでしたが松本清張風の火曜サスペンスとか、ヒロインが罠にはまり、真実追及みたいなものとか。


多分、これらは私に取って「非日常」だったから、殺人事件のドラマなども平気で見られたのです。二男が亡くなり、こういったものを見る事が出来なくなりました。

突然、「死んだ人」が出てくると苦しくなり

気持ち悪くなるのです。

同時に自然豊かな旅番組も見られなくなりました。


別に、サスペンスが見られない事が悲しいのではありません。

私に取っての「非日常」も「日常」も境目がなくなり、とても狭い小部屋で生きている気がするのです。


皆さん生きていれば、おつらい事の方が多いでしょう。

ただ、転んで一回立ち上がったと思うと

また足を引っ張られて転ぶを繰り返しているような気がするのです。

いつになったら、鼻歌を歌いながらスキップして歩く日が来るんだろうって思います。

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