先日「アンダーカレント」という映画を観に行きました。
私の好きな作家さんがイチオシしていて、10月の誕生日月で映画が安くなるクーポンがあったので、観に行きました。
あらすじは、妻の親が経営していた銭湯を引き継いでやっている夫婦がいました。
ある日、夫が突然失踪します。
理由は不明。
夫を待っていても帰って来ず。
そうこうしているうち、一人の男性が「ここで働かせてほしい」とやって来ます。
そして妻は色々な事を知る事になります。
これ以上はネタバレになるので、こんな感じで話が進んでいきます。役者さんもいいし、細野晴臣さんの音楽もいい。
映画の中で、主人公の女性に「人をわかるってどういう事ですか?」と問う場面がありました。
息子が失踪した私にはキツイ内容でしたが、5年たって観るべき映画だったと思いました。
息子がいなくなるまで私は彼を「分かっているつもり」でいました。
しかし、何から何まで処分して失踪した息子が本当に分からなくなりました。
また、捜すすべも家族にはないと実感しました。
人を理解する困難が描かれたよい映画でした。