まちこの部屋

聖なるあきらめ

人を分かるという事

先日「アンダーカレント」という映画を観に行きました。

私の好きな作家さんがイチオシしていて、10月の誕生日月で映画が安くなるクーポンがあったので、観に行きました。

あらすじは、妻の親が経営していた銭湯を引き継いでやっている夫婦がいました。

ある日、夫が突然失踪します。

理由は不明。

夫を待っていても帰って来ず。

そうこうしているうち、一人の男性が「ここで働かせてほしい」とやって来ます。

そして妻は色々な事を知る事になります。

これ以上はネタバレになるので、こんな感じで話が進んでいきます。役者さんもいいし、細野晴臣さんの音楽もいい。

映画の中で、主人公の女性に「人をわかるってどういう事ですか?」と問う場面がありました。


息子が失踪した私にはキツイ内容でしたが、5年たって観るべき映画だったと思いました。

息子がいなくなるまで私は彼を「分かっているつもり」でいました。

しかし、何から何まで処分して失踪した息子が本当に分からなくなりました。

また、捜すすべも家族にはないと実感しました。

人を理解する困難が描かれたよい映画でした。


四捨五入して還暦

10月10日に56歳になりました。

数年前に高校の同級生と話した時に「この40年すごいスピードで過ぎて行ったから、80歳になるのも、すぐだよ」と言われました。

そうやって考えてみると、人の一生って短いのかもしれません。


私は自分の親があまり好きではなかったというのもありますが、親の誕生日や父の日や母の日に何か贈ろうとか、旅行に行ったお土産を送ろうとかあまり考えた事がなくて。

長男は、どこか旅行に行くとお土産を送ってくれたり、誕生日に何かしらプレゼントをくれます。今年は、首を温める器具をくれました。

聞き苦しい親バカですね。

次男が亡くなったから気を遣わせているのかなと、嬉しい気持ちより申し訳ない気持ちが先立ってしまいます。


長男に迷惑かけずに、一人で頑張って生きて行きたいと思った誕生日でした。


9月の総括

早くも10月です。

びっくり(@_@;)

9月は色々ありました。

一つは線状降水帯により、職場の地域が壊滅的な打撃を受けました。

かろうじて、職場は浸水しませんでしたがJRが不通となり数日通勤不可となりました。

また、その事により80歳ナースの越権行為とも思える不愉快なトラブルが発生し散々でした。

でも、被害に遭わなかったこと、必死に普及工事に当たってくださった工事の方には感謝しかありません。

二つ目は、数年ぶりに帰省してぐったり。

一泊だけでしたが、暑い時期だったし、気ままな一人暮らしをしている私に取って、親の愚痴や不満、他人の批判、噂話などを聞くだけで疲れました。

やっと今日あたりから涼しくなりました。

あと、丸3カ月の令和5年頑張りますかね。