まちこの部屋

聖なるあきらめ

お友達

私は友達が多くありません。

わがままな面がありますし、一人で過ごすのが好きというところもあります。

その反面、すごく気にしすぎる面があり、「今度、一緒にでかけない?」とか「お茶しようよ」と誘うのも苦手です。

「いきなり、誘って迷惑じゃないかな?」とか「断るのは本当は、そもそも私が苦手なのかな?」など、ウジウジ考えているうち人と疎遠になってしまいます。

そんな私に、気軽に声をかけてくれる薬剤師の友人がいます。

彼女は私の勤務先の調剤をメインにやる薬局の方でした。

ただこの薬局の経営者が曲者で契約書に「残業代は支払わない。その代わりボーナスで相殺する」となっていたそうです。(これは明らかに労基法違反だから、出るところに出るよう再三伝えました)で、あまりにも理不尽だから退職しました。その後、新しいところでパワハラにあい、また退職。

再再就職したら、コロナで患者数が激減したので、提携しているクリニックが廃業し、ついでに薬局も閉鎖。

他人事ながら可哀想で、コロナの件もあるし、私から(ただでさえ苦手)誘うことはしなかったのです。

ただ、彼女から月に一回位は「美味しい梨を買ったから駅まで持っていってあげる」「知り合いから化粧品もらったからおすそわけ」と声をかけてもらい、物々交換みたいなやり取りはしています。

ありがたい事です。梨も化粧品も格別ほしいわけではありません。

しかし「これ、彼女にあげよう!」と思ってくれる真心が嬉しいのです。

先日は「僕(次男)の仏前に‼️」と折り紙で折ったバラ🌹の花をいただきました。

世の中、偉業を成し遂げなくても、こうやって人の心を照らしてくれる人はいます。私もそうでありたいと思います。

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