まちこの部屋

聖なるあきらめ

箱根駅伝

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。


ぼっち正月も8日目。

難しい呼吸器管理は自信がないけど、病室の清掃とかシーツ交換ならできるから、大阪のコロナ専門病院に出稼ぎに行けばよかったななんて思う今日この頃。

パートの掛け持ちだからGW や正月は、収入が減ってしまうわ、どこにも行けないわ、悲しくなるわで嫌になります。

そんな私が見る事ができないテレビ番組に「箱根駅伝」があります。

亡くなった次男は陸上部で長距離をやっていました。

この冬のシーズンは正に長距離、駅伝のオンシーズンなんです。

学校の代表にもなっていたし、寒さが苦手な私も、かかさず見に行っていました。それこそ、駅伝の選手みたいにスポーツ地のロングコートを羽織り、耳当てをしてカイロを貼り付けて。

彼は人一倍小さかったから逆に目立って、すぐに見つけられたのです。

応援していると、知らないお母さん達が「ねえ、見てあの子!ちっちゃくて小学生みたい!かわいい!がんばれチビッ子!」などと私の後ろで話しており、振り返り「そのチビッ子の親です」と言いたくなった事も数回ありました。

襷をもらうと、サッとかけ器用に左手で半分パンツに折り込んで結ぶ姿が好きでした。

風が顔に当たると前髪がフッと上に上がりおでこが丸出しになる姿が好きでした。

シューズを買いに行くと小さいサイズを一生懸命探している姿が好きでした。

そして、同級生のお兄ちゃんが箱根駅伝に出るからと箱根駅伝をみんなで見るのも好きでした。

次男が亡くなってから、箱根駅伝も嫌いな番組です。

ニュースを見ていると、テロみたいに箱根駅伝のニュースが流れます。

やはり、まだまだつらいです。

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