まちこの部屋

聖なるあきらめ

女性の貧困

先日、仕事帰りにふいにコーラが飲みたくなり駅の周りの自販機でコーラを買いました。

後ろに人影を感じて、さっさと買って引き上げました。

後ろに立っていたのはおばあさんで、私が買った後、つり銭のところに手を入れていました。

恐らく、つり銭を漁っていたのだろうと思います。

今月の初めには、近くの神社で「鷽(うそ)替え」という行事がありました。

鷽という鳥と、嘘をひっかけて「今年一年起こった災いを嘘にする」というもので、期間は長く設けられ、鷽鳥の置物を交換してくれるものです。

私は昨年から次男の冥福を祈って行き始めました。

神社でお参りを済ませ、鳥を交換して帰る途中、女性のホームレスに遭遇しました。

見たら、首からすっぽりゴミ袋用のビニールをかぶり両手にもビニールを巻き付けていました。

寒いのが何より苦手な私は、びっくりするやら、かわいそうやらで悲しい気持ちになりました。

今日の新聞にも書いてありましたが、女性のホームレスは男性のホームレスから、性的な嫌がらせを受けることも多く非常に危険な目に遭うそうです。

自助、共助、公助なんて言いますが、逆じゃないかなと思います。

次男を産んだ時に、まさか自分が我が子の死に顔を見るとは夢にも思いませんでした。

それと同じで20年後、もしかしたら貧困に陥っているかもしれません。

病気になって寝たきりかもしれません。

次男を喪ってから、前向きに未来を考えられなくなりました。

考えても仕方ないけど、何だかお先真っ暗感が抜けません。


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