まちこの部屋

聖なるあきらめ

折り紙

亡くなった次男は小さい頃から、折り紙が得意な子でした。

魚のようなものや恐竜、立体的なボールや何面体かのようなものを作るのが好きでした。

私は、今もそうなのですが、膠原病と腎機能がよくありません。

女子サッカーの澤さんと同じ、良性発作性頭位めまい症もあります。

次男が小学生の頃は「ごめん、少し横になる」と何度か寝ていた日もあります。

そんな時いつも、枕元に折り紙と「早くよくなってね。」と手紙を置いてくれました。


でも亡くなる数ヶ月前には、私が寝ていても知らん顔、布団から私が出て来て

「夕飯作れそうにない。ピザでもとって食べる?」と聞くと「はあ、どっちでもいいや」とほぼ無視。

大学生だし、いつまでもべたべたするわけないし、そんなものだろうと思う反面、「何だか人が違ったようになったな」とチラッと思いました。

今から考えると、このあたりから彼はおかしかったんだと思います。

「あれ?」と思った気持ちを、もう少し大切にすればよかったと思います。

とても人に構っていられない精神状態だったのでしょう。

ここでこんな事訴えても仕方ないけど、お子さんの事で「あれ?」と思ったら放置しないで下さい。

あの子にかわいそうな事をしました。

それが心残りです。


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