まちこの部屋

聖なるあきらめ

これからも元気で

8月もあと一日です。

私の職場で、一人8月いっぱいで辞められる方がいます。

私の休みの日に出てくださる方なので、ほぼ会うことがなく4年間頑張って下さいました。

私より10歳位年下の方ですが、仕事もきっちりされていて独身の方ですが、他の勤務場所と合わせて週に3~4日だけ働いていました。

辞める段になって知ったのですが、ご病気だったらしく「5年近くたって再発がないと思われるから本格的に復帰したい」との事でした。このコロナ禍の中、自分を高めるために

新たに40過ぎて病棟勤務などにチャレンジするなんて立派な志に私は感動しました。

自分にはできない事です。

彼女が働き始めて2ヶ月後位に、次男が失踪、自死したし、離婚のあれこれで、仕事のできる彼女に甘えていました。だから「困っていることはないですか?」「大丈夫ですか?」などフォローもせずに、日々は過ぎて行きました。

気がついたら辞める事になり、私は自分の気持ちをしたため、自分の悲しみでいっぱいいっぱいだった点を詫び、贈り物をしました。

先日、最後の日に会いに行って彼女から手紙をいただきました。

その文中に「いくら思いを巡らせてみても、答えが出ない事もありますし、自分の置かれている状況で見えてくる答えも違ってきます。だからこそ、前に進んでいくしかないと思っています。私は自己解決してしまいますが、苦しい時に誰かの存在があると救われる時もあります。何かの折に思い出される事がありましたら、いつでも連絡下さい」とありました。

偉人でなくても、ものすごい偉業を成し遂げなくても「心のきれいな人」はたくさんいて、見習わなければと思います。

彼女の手紙を、次男の仏壇の引き出しにしまいました。

体だけは気をつけて、頑張ってほしいと願いました。

×

非ログインユーザーとして返信する