まちこの部屋

聖なるあきらめ

お母さんは許さない人

私は音楽などは好きなんですが、大音量が苦手です。

すごく耳に悪い気がしますし、爆音で流れているショップなども苦手です。

今、問題になっている公共の場での子どもの声をどうこうしてほしいとは思わないです。

それは仕方ないですが、子どもが泣き叫んだり騒いでいるのにスマホを夢中でいじっている親は大嫌いです。

前に葉加瀬太郎のリサイタルに行った時に横に座った高齢のご婦人が、情熱大陸のメロディを鼻歌で、葉加瀬さんが弾くのに合わせてずっと歌われていて、すごく不愉快でした。

だからこそ、息子たちにはものすごく「公共の場でのマナー」をしつこく躾けました。

(本当にしつこく言ったからまさに躾けたのです。)

図書館で声を出したら、もう借りないで帰る。

映画館で声を出したら、お金がもったいなくても帰る。

病院の診察室で騒いだら、その場で激怒。→これはこっちの方がうるさいですね。

だから息子達は、「ルールを破ったらうちの母親は絶対に許さないだろう」と思っていたみたいです。

次男が大学生の時に「病院で、暴れて診察させない子どもがいるけどさ、あんたらそういうのなかったね」と言ったことがあります。

次男は「だってお母さんは、そういうの許さない人でしょ。それをやったが最後そっちの方が俺達、怖いから」と笑って言っていました。

今思うと、多分次男が私に内緒でネット事業にのめり込み、学校にも行っていなかったことが発覚したら私は絶対に許さなかったと思います。そして彼も、そう思っていたと思います。

彼の死を思うとき「お母さんなら許してくれる」という母親だったら死ななかったのではないかと思います。

私が最後のよりどころになれなかったことも一因な気がしています。

子育てって難しいなと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する