まちこの部屋

聖なるあきらめ

面倒くさいって何だろう

父が心臓の手術をしてから、心配なこともあり、前より若干、実家に電話するようになりました。

母は相変わらずで、自分の愚痴や弟がワクチンを接種しないことの文句を延々垂れ流してきます。

そのなかで、また私をイラッとさせることがありました。

母「この間○○さんに会ったら、そりゃあもう婆さんになっててさ、もうびっくりだよ。

背中も丸まってさ、誰だかわかんなかったよ」

私「だって、もう80歳位でしょ?仕方ないじゃない」

母「それでさ『まちこちゃん、元気?まちこちゃんは男の子二人いたでしょ?』なんて聞くんだよ。私さ、もう面倒くさいから『あら、まちこのところは、男の子一人よ』って答えたら、『え~二人だった気がしたけど』とか言ってさ。『勘違いだよ。まちこのところは、一人っ子なの!』って言ったわよ~。

説明も面倒くさいもん」


やはり、この人は変わらないんだなと思いました。

孫が自死した事の説明をするのは嫌でしょう。私も知り合いに話すのは嫌です。

恥ずかしい気持ちはありませんが、相手が「どうしよう、何を言ったらいいのだろう?」と戸惑う顔を見るのが嫌なのです。

だから、私の息子が一人しかいないと説明する事も構いません。

面倒くさいと思うのも、勝手です。

思うなと、強制する気持ちもありません。

ただ「面倒くさいという気持ちを私に話す必要があるのか?」と思うのです。

近所の○○さんと会って年寄りになった話くらいは聞いてあげますよ。

ただそこから先の話は、私に話す必要のある話なのか?と思うんです。

面倒くさいを連呼される私の気持ちを、この人は考えた事があるのか?何で赤の他人ではなく身内に度々不愉快にさせられなければならないのだと思うと、気持ちが沈みました。

母には何の期待もしていませんが、こういう事がある度、がっかりします。

いい歳をして言いたくないけど「親ガチャ」は確かにあると思った日でした。

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