バイトの人
朝、仕事に行く時に駅の中のNEWDAYSでコーヒーやジュースを買います。
自動レジが導入されていますが、全くの無人ではなく、バイトの人の顔や声は何となく記憶しています。
話変わって、ある夜ショッピングセンター内の本屋に行った時の事です。
レジの人の「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声に「あれ?」と思いました。
聞いたことがある、しかもしょっちゅう、でも患者さんではない。
気がついたら、駅のNEWDAYSで働いている40代の男性の声でした。
朝、私が見る時にはもう働いているので、恐らく早朝のシフト。
そして今いる本屋さんは夜。
ダブルワークで働いているのです。
どう考えても、普通の定時のサラリーマンではないでしょう。
下手すると、日中もどこかで働いているのかもしれません。
体に気をつけて働いてほしいなと思いました。
と、同時にこうやって懸命に生きている市井の人に頭が下がります。
理由を問うても意味がありませんが、次男はこの世の中に絶望して死んだのでしょう。
元夫は、引きこもりになり、働くのを辞めました。
今は私もバイトの彼のように、ダブルワークです。
が、希望だけは持っていたいと思います。
今日、一ヶ所の勤務先の時給が少し上がりました。
ダブルワークを始めた頃は「生きていても、もういいことなんてない。食べるのに精一杯だ」とある意味投げていた部分もあります。
でも、雀の涙だけどこの不景気の中、時給が上がりました。本当にありがたい事です。
いま、病気や悲しみで苦しくて、生きるのをやめたい人はいるでしょう。
でも、ずっと同じではないです。
雨の日もあれば晴れの日も来ます。
それを信じて欲しいです。
NEWDAYSの彼にも、いい事が起こりますようにと願っています。