嵐ヶ丘……エミリー.ブロンテの小説の話ではありません。
渡辺美里の楽曲です。
私は何故か3月11日の日を迎えると、この曲が頭に浮かびます。
13年前の今日、関東も激しい揺れに襲われました。
長男は春休みで自宅にいたのですが、次男は中学校にいました。
近所の中学校ではなく、電車で乗り継いで1時間位かかる附属の中学校だったし、携帯も持っていなかったので本当に不安でした。
人はパニックや不安を感じると、頭に音楽がグルグル回るんだなと、この時知りました。
頭をリフレインしていたのは渡辺美里の「嵐ヶ丘」
♫嵐に打たれても僕にはいつでも君だけが大事♫
というフレーズ。
結局18時過ぎに歩いて帰って来ました。
学校を出た後だったから、歩いて帰るしかなかったと。
地震より何より、途中の京葉工業地帯のコンビナートの爆発の火柱と揺れが怖かったと。
彼の逞しさと、帰って来た喜びは今でも忘れられません。
私にとっては「嵐に打たれても、いつでも彼だけが大事」でした。
そんな彼も別の手段で、届かない世界に行ってしまいました。
今日は震災から13年目。