まちこの部屋

聖なるあきらめ

バイバイと手を振る

お盆も終わりですね。

次男の小学校の面談で、よく言われたのが「徹くんは、大人びていますね」でした。

私は「はぁ?めっちゃ幼稚なんですけど!」と答えていたし、本当にそう思っていました。

何せ、小学校5年くらいまでお祭りに行くと、スーパーボールすくいなどやりたがったし、一緒に歩いていると、かなり大きくなっても自然に手をつないでいたし、畳の部屋に私が座っていると、いつの間にかゴロンと私の足に頭をのせて寝転んでいました。

私の両親も「体が小さいから、甘えん坊だね」なんて言っていましたし。

ことに、学校に行く時は私が玄関で「バイバイ👋」と手を振ると、道に出て見えなくなるまで振り返り、いつまでもバイバイ👋と手を振り続けていました。

これは、高校生になっても大学生になってもそうでした。

そんな彼が可愛くて、私は幼稚であろうと何だろうと、手を振り続けました。

さすがに、大学2年くらいから私が手を振っても振り返りもせず、出かけるようになりました。

「もう、大人だからそうだよね」と思っていました。

ただ今から考えてみると、学校をサボりはじめて行かなくなった時期と、手を振らなくなった時期は一致するのです。

ただの偶然かもしれませんが、「あまり食べなくなったな」と思ったのも、この時期です。

サインはいくつもあったのに。

自分で「青年になったから、甘えなくなった」「部活もしていないから、食も細くなった」と、見たい未来しか私は見ていなかった気がします。

もちろん、親が介入できるレベルではなかったとは思うんですが、私には心残りな出来事であるのです。

台風、大雨の被害の皆さん、お見舞い申し上げます。

熱中症、コロナに気をつけてお過ごしください。

夕方、送り火を焚きます。


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