まちこの部屋

聖なるあきらめ

一人でいたくない

子どもが小さい頃「一人になりたい」と強く願いました。

ゆっくり本も読めないし、テレビも見られない事が不満でした。

実際、こどもが小さい頃に流行った歌や、事件など記憶がすっぽり抜けています。

大きくなっても、次から次へ色んな事があり「いつになったら暇になるんだろう」とよく思いました。

私はそんなに結婚が遅くなかったから、まだ友人などは学生の子がいたりして、私は端からみれば「お気楽なお一人様」なんでしょう。

でも、不思議な位「お気楽感」がありません。

まず経済的に不安定です。

個人商店みたいなものなので、体を壊したらおしまい。

また、健康面も膠原病や橋本病や高血圧も持っているし、更年期を迎えて、すっきり気持ちよい日は少ないのです。

そして何より「生きる張りがない」のです。次男が学生の頃は「なにがなんでも学費を捻出しないと」と思っていましたが、その次男もいません。

どんどん歳を重ねていくなかで、どんどん失うものばかりです。

そんな中「一人で生きる意味を見いだせなくなって」います。

あれほど、一人になりたかった気持ちを思い出す事すら難しくなっています。

来年(と、言ってもあと2週間位ですが)のお正月は、本当に一人です。

生きていく困難をひしひしと感じています。

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