まちこの部屋

聖なるあきらめ

我以外皆我師

私は小さい頃から、寝起きが悪く、今でもエンジンがかかり始めるのは、午後あたりからです。

若い頃は極度の低血圧だったからきつく、今は血圧は高めになりましたが、でも起きるのがつらいです。

膠原病になって、最近は足底腱膜炎なので余計にそうです。朝、一番に思うのは「働きたくない」の一言です。だんだん立ち仕事がきつく感じるし、人と接する仕事だから、精神を安定させて働くのがつらいのです。

もう社会的意義なんてどうでもいい。

生き甲斐などもないし、自分が食べるために働きたくない。

ああ、何十億円も持っていたら、どんなに素敵だろう。

好きな本を読んで、食べたいものを食べて、

家も平屋のこじんまりしたものに変えて、自死遺族や自殺予防の法人にでも寄付をして、かつ恵まれない子供のフォローをする仕事のアシスタントをしたり、気が向いた時に仕事をたまにやって...と夢は広がります。

でも、原資がない以上、暇も時間も手に入れられません。

働きたくない

働きたくない

と、何度も毎朝思います。

でも、いつもそこで「働かなかったら、元夫と同じになってしまう。引きこもって、息子からなじられながら、または完全決裂して、生活保護を受けて生き延びなければならない。(生活保護の方々をバカにしているわけではありません。保護を受けるのは当然の権利ですし、働きたくない気持ちだけで受けるのはしたくないという意味です)元夫と同類になりたくない」と気持ちで、奮い立たせて電車にのります。

「我以外皆我師」は、吉川英治さんが言った言葉です。自分以外は、人でも物でも何かを教えてくれる師であるという意味です。

元夫みたくなりたくないと思わせてくれる、彼もまた私の反面教師になっているのです。

正直、死にたくなる日もあります。

でも、次男の死に顔を思い出すと「自殺した私の死に顔を、長男に見せるわけにはいかない」と思うのです。次男も私に教えてくれているのです。

働きたくないけど、命つきるまでがんばります。

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