まちこの部屋

聖なるあきらめ

奨学金返済苦

自死遺族になってから「死」とか「自殺」という文字にすぐ気がつく自分がいます。

また、これらの文字が3Dのように浮き上がって見えるような感覚すらします。

先日、新聞の一面に「奨学金返済苦 自殺動機に」のタイトルを見て、悲しい気持ちになりました。

2022年の自殺者のうち10人が奨学金返済を苦にした自殺であり、この人数は氷山の一角だそうです。

まず第一に大学の学費が、非常に高く感じます。外国はもっと、高いかもしれないけど給付型の奨学金が充実しているそうです。

私は、元夫が何の考えもなく仕事を辞めてしまった事がきっかけで、次男が大学に入る時は本当にお金がありませんでした。

収入が少なかったので、大学の学費免除を受けられましたが、私大だったらそれでも厳しかったと思います。

税金は前の年の収入が基準になるので、国民健康保険の料金や、年金、その他の保険料などが重くのし掛かって来ました。夜も途中で目が覚めて「ああ、お金どうしよう」と何度も思いました。

だから、気軽に「お金ないのつらいよね」レベルの感覚ではなく、こういう記事を見ると胸がドキドキして、お腹が痛くなります。

今も老後を考えると憂鬱。

ただお金の事ばかり考える時間は、一人になって減りました。

政府は「転職する人に補助金を出す」とか言っていますが、若い人がお金の事ばかり考えて、死んでしまうような事のないようにしてもらいたいです。

少子化対策だって、週休3日にして何が変わるの?

田嶋陽子先生が「異次元じゃなくていいから、普通にやれよ!」と言っていましたが、未来に安心感を持てない限り、子どもは増えないし、死ぬ人も減らない。

みんな選挙に行きましょう。

このままでは、とんでもない事になりそうな気がしています。

×

非ログインユーザーとして返信する