まちこの部屋

聖なるあきらめ

読書ノートと窪美澄

読書が好きです。

人に振り回されなくて済むし、いつでもやめられる、本を通じていろいろな時代や場所にいける。


しかし、数年前から「読んだ内容を忘れる」という事が増えました。

亡き息子には「それって読んでいないのと同じだわ」と笑われました。数年前から

一念発起して、読書ノートをつけ始めました。気に入った文章を縮小コピーして、あらすじをまとめ、自分の考えを書いたり、Amazonのレビューでは褒めてあるけど、私はこう思うとか...。


最近は自死の本を読む事が増えました。

何とか息子に近づきたくて。


改めて私の拙い読書ノートを開いてみたら窪美澄さんの言葉が心に沁みました。


「体の真ん中には向こうの景色が見えるくらいの大きな穴があいていて、まっすぐ立っていられないし、風も通って冷たいし、恋愛も仕事も生きていることも、何もかもうまくいかない。時折、自分だけが重たい荷物を持っているような気がしてしまうし、自分以外のまわりの人たちが、とてもうまく人生を楽しんでいるように私からは見える。人生がうまくいくか、いかないか、それは、生まれつき持っている運なのだろうか。輝くような人生の流れに乗るためのボートはどこにあるんだろう」


長い引用になりました。

でも今の私の気持ちにしっくりきました。

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