まちこの部屋

聖なるあきらめ

映画「福田村事件」鑑賞①

前から観たかった「福田村事件」という映画。

ドキュメンタリー映画しか撮らなかった森監督初の劇映画🎥

内容は、関東大震災後「朝鮮人が火をつけている」「朝鮮人が井戸に毒を入れている」の流言蜚語を信じた人々が、聞いたことのない四国の方言を話す行商団を朝鮮人と思い込み惨殺した「福田村事件」を描いています。

吉村昭さんの「関東大震災」という本に書かれていますが、聴力障害のある方、吃音者、地方から来た方言を話す人、そして中国人、朝鮮人が震災時、たくさん殺害されました。


映画のテーマは「集団心理」「同調圧力」また色々ありますが、私は何より「差別」がテーマだと思いました。

ネタバレになりますから、あまり言えませんがこの映画には二重、三重の差別が描かれていました。

私が思うに、朝鮮人に疑心暗鬼になったのは

日本人全般に「朝鮮人に仕返しされても仕方ない位、不当に私達は朝鮮人を差別して、ひどいことをしている」という自覚があったからだと思います。

上映館が少ないですが、今こそ観て欲しい映画です。長くなるので、次回また引き続きこの映画の話をアップしたいと思います。


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