まちこの部屋

聖なるあきらめ

喪中ハガキ

今年、一通目の喪中欠礼ハガキが届きました。

友人のお父さん。

友人は、お母さんを早くに亡くされているから、これでご両親ともに亡くされた事になります。

前に本で「自分が生まれた時の事、覚えてくれているのは親だけなんだよな」というセリフがありました。

自分の事を振り返ってみると、その時(子どもを産んだ時)が、何より嬉しい場面で、自分が死ぬまで、その記憶はなくならないだろうと思います。

そういう、嬉しい記憶を伝えられないまま、次男を亡くしてしまいました。

伝えていれば、死ななかったかなとか、未だにくよくよ考えてしまう私です。

覚悟を持って生きる

先日、職場移転の話が出ました。

と言っても決定とかではなく、院長に聞いたら「選択肢の一つです。決まりではありません」との話でした。

何でも、今のクリニックは戸建てですが、

大家さんが建物代金、修理代金など全て払ってくれて、こちらは家賃だけ納めています。

これは、私も知っています。

ただ最近、大家さんと関係があまり良くないらしく、家賃も上げられているし、考え中だということです。

本当に自己中なんですが、今の職場が駅から近くなので、私としてはかなり便利で、駅からかなり離れたり、新たにバスまで乗らなければならない場所に移転したら、通勤は厳しくなります。

私は車の免許がないからです。

それを考えたら、すごく憂鬱になりました。

ただふと、考えると、コロナ禍でも大して収入が減ることなく過ごしてこれたし、職を失うわけではない。

もっと厳しい条件で通勤している人は、たくさんいるわけです。

何が起きてもおかしくないということは、元夫の引きこもりや、次男の自死で体験したはず。

あの時も「覚悟を持って生きていこう」と思っていました。

だから、まだ行ってもいないことを考えるのは、やめようと思いました。

これからもたくさん色んなことがあるでしょう。

動揺せずに生きていきたいと思っています。

再開されたマラソン大会

寒いし、雨だし、家でゆっくり過ごしています。

すごく不謹慎でいけない事ですが、私はコロナ禍になり、それはそれで安心している面がありました。(大切な方を亡くされた方、感染された方、大変申し訳ありません)

色んな行事がなくなり、特にマラソン大会などが中止になりました。

私はこのマラソン大会を見るのが、何よりつらいのです。

(しつこく、言います。楽しみにしていた方、目標にしていた方、すみません)

中学校の代表で駅伝大会に出たり、陸上部だったから、この冬のシーズンは正にオンシーズン。

長いダウンのコートにカイロをペタペタ貼って、耳当てをして、マフラー、マスク、手袋の完全装備で、どんな大会にも応援に行きました。

寒いのが苦手な私にとって、それは大変だったと思うのですが、楽しみな風物詩でした。

今日、新聞の地方版に地元のマラソン大会が3年ぶりに開催された記事が載っていました。

写真に写る皆さんは笑顔で、とても楽しそうでした。

ああ、何故この記事を悲しい気持ちで見ないとならないんでしょう。

生きていたら多分「開催したって‼️」と、喜んだと思うのに。

懐かしさを楽しめる自分であったはずなのに。

まだまだ弱虫です。

思い出と仲良くなるのに、まだ時間が必要です。