人生を大切に
「人生を大切にしよう」
こんな説教めいた事を、人様に言えるような
立派な生き方はしていませんし、今後も出来ないでしょう。
でも、あえて言いたいのです。
私の夫は、前からお伝えしているように
職を転々とした挙げ句、引きこもりになりました。
わがままに育ってきたのか「不本意な仕事をする位なら、働かない」という選択をしたのです。
次男は、在学中に「事業を立ち上げたい」と言い出し、縁切り死のような形で自死しました。
命を守る仕事をしている私にとって、とてもつらい出来事でした。
夫にしても息子にしても、「0か100か?」という生き方をしなくても、選択肢はたくさんあったはずです。
思うような人生が歩めなくても、意に沿わない出来事があっても、人は命ある限り「頑張らなくてもいいから、生き抜く」事が大切だと思います。
幸福論を書いたラッセルが「自分が不幸だと思うのは、自分にしか目がいっていないから」と記しています。
かくいう私も、ラッセルの様に思えないことばかりです。
でも、「人生を大切に」と常に残された長男には伝えています。