命ははかない
日曜日のみ勤務している心療内科の常勤の看護師が突然また辞めることになりました。
新しい人が見つかるまで、少し平日の勤務を増やしてお手伝いすることになりました。
前に辞めた人は「コロナ対策がちゃんとしていないから勤めたくない」とかなり無責任に辞めてしまったのです。
院長夫人に「防護衣を着ないで接したくない」と言って「心療内科だし、防護衣まで考えていない」と答えたら翌日から来なくなりました。
今回は何だ?と思ったら、ずっと具合が悪かったらしいのですが「脳腫瘍」で入院されたとの事でした。
平成4年生まれの若い方です。
仙台から結婚して来たばかりなのです。
可哀想でたまりません。
池袋の暴走車の事故で亡くなった親子もそうですが、前の日には自分が死ぬなんて思っていなかったはずです。
その看護師さんも、まさか自分がそんな病魔に犯されるとは思っていなかったはずです。
こういう事がある度「人の命は、はかない」と思います。
私の亡くなった次男は、とても健康な子でした。
自閉的な面があったから、夜9時くらいに寝て朝4時位に起きる規則的な生活がよかったのでしょう。
あんなに丈夫な子だったのに命を粗末にしたと思うと悔しくなります。
彼にも、ちゃんと命の限り生きてほしかったと思います。
脳腫瘍の手術、無事に終わりますように。
そして、「あんな事もあったねえ」と笑う日が早く来るよう祈っています。