拉致被害者の家族を見て
いつもいつも、拉致被害者が1日も早く帰国できるように祈っています。この気持ちは、ずっとずっと変わりません。
ただ次男を亡くして、変わったことがあります。
昔、横田さんご夫婦が「恵ちゃんが帰って来るかもしれないから、家族旅行も一回も行かなかった。とにかく恵ちゃん中心でした」と
コメントしていました。
その時に「恵さんの弟さんたちがかわいそう。子どもは恵さんだけじゃないのに」と
思いました。
そう、子どもは恵さんだけではありません。
でも、親からしたら「でも恵ちゃんの事が頭から離れない。わかっているけど、弟たちを優先にしたくてもできない」のでしょう。
次男が亡くなり、世界が180度変わってしまいました。赤の他人は「息子さんは、亡くなった次男さんだけじゃないのよ。」と言います。理屈では分かっていても、私は「まず次男」という気持ちが消えないのです。
横田さんの気持ちが理解できたように思います。八重桜を見ながら、そんな事をおもいました。