まちこの部屋

聖なるあきらめ

仲のいい兄弟

亡くなった次男と長男は、あまり仲良しな兄弟ではなかったと私は思っていました。

長男は要領が悪くて、小学校の担任運も良くなくて、私にも怒られてばっか。

次男は「愛されキャラ」で、次男の受け持ちの担任はいつも「すごくいい先生」という評判の人ばっか。

成績も長男と次男を比べると、ランクが二段階位違いました。

だけど、二人とも大事な我が子なので私は「比べる」事はしませんでしたし、平等に育ててきました。

ただ、長男は次男に対して嫉妬みたいのが強く「あいつとは頭が違うから」などの発言が思春期には聞かれました。

次男は次男で兄を「ちょっとズレてる人」みたいに上から目線みたいなところがあって、「もう少し仲良しさんになって欲しいな」と私は思っていました。


次男が亡くなり、先日の命日には気持ちがぐらぐらして衝動的に長男に「私が死んだら、あの子を覚えている人がいなくなってしまう。あなたは、忘れないで‼️」と次男の写真を貼り付けて、LINEしてしまいました。

長男からは「忘れないよ。会社の組合がうるさいから月に一回休みを取らされるけど、月命日にとるようにしてる」という返事が来ました。

私ってだめな母親です。

天国の次男に「不仲じゃなかったね。

あんた、優しいお兄ちゃんがいて良かったね」と伝えました。

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