空も飛べるはず
以前、拉致被害者の横田めぐみさんのドキュメンタリーをテレビで見た時に、ギョッとした事がありました。
お母さんの早紀江さんが、めぐみさんの合唱コンクールの音源を流していて「めぐみちゃん、ソロパートの部分歌ったんですよ」と言った曲名が「流浪の民」
私はずっとずっと、めぐみさんの帰還を待っていますが、この曲になんだかすごく不吉さを感じ、かわいそうで今も涙が出るのです。
次男の中3、高1の時の合唱曲は偶然にも同じ曲でスピッツの「空も飛べるはず」
「あんた、この曲に縁があるね!」なんて言いながら笑ったものです。
先日、たまたま耳にしたら何だか次男のその後を予期していたような歌詞にギョッとしました。
君と出会った奇跡がこの胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい
次男は、この歌のように空を飛んでいるのかもしれない。
ゴミできらめく世界が僕たちを拒んでも
ずっとそばで笑っていてほしい
そう、ずっと笑っていてほしいです。
そして、めぐみさんを流浪の民にさせないで早くお母さんの元に返してほしいと願いました。