まちこの部屋

聖なるあきらめ

地獄と極楽

私は絵本が好きです。

何より、美しい絵を見て嫌な気持ちにはならないし、本を好きになるきっかけになると思うからです。

ただ置き場もないし、お値段もそれなりにするから、今では気にいったり、気になった絵本は借りています。

自分の本棚が図書館にあると思うようにして、必要な時や開きたくなったら借りています。

最近のお気に入りは「ナイチンゲール」という絵本


絵が繊細で優しく、昔の中国の衣装が本当に美しく描かれています。

逆に、悲しくなった本があります。

私は寺社巡りをしているので、仏教絵画に少し興味があったので、読みました。


(この画像はお借りしました)

地獄と極楽の様子が描かれていて、中でも嫌だったのは「親より先に死んだ子どもは地獄で苦しむ」というくだりです。

「子どもたちよ、命を粗末にするんじゃない。親より先に死んではならぬ」という文字と共に、描かれていました。

多分、逆縁に苦しんだりしたことのない人は読んでも平気と思うし、教育的に「悪いことしちゃダメだよ」と教えるのには、よいのかと思います。

ただ、病気、事件、事故、災害、または私のように自死で、子どもを喪った人にはキツイ内容であると思います。

自死の子どもも、決して粗末にして亡くなったわけではないだろうと思うからです。

それしか、選べなかったのだと思うし、ましてや「生きていたかった」のに災難で、亡くなったお子さんをお持ちの方には酷であろうと思いました。

こんな内容の話を書いてすみません。

実は今日、55歳の誕生日です。

また、亡き息子と歳が離れてしまい、気をつけて本を読まないとなーと思いました。

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