山田太一ドラマ
脚本家の山田太一さんが年末にお亡くなりになりました。
私、実はあまり山田太一さんのドラマってあまり観た事なかったんです。
タイトル位は知っていて、大河ドラマの「獅子の時代」は観ていましたが山田さんの描きたかった意図は分からなかったんです。
お亡くなりになった後、クローズアップ現代でのインタビューを観て「これはもう一度観ておこう」と思った次第です。
山田さんは「『獅子の時代』では敗者の側から書きました。でもその後のテレビドラマで、驚く位敗者の側から書いたものって出てきませんね」みたいな事を言っておられました。
で、少しずつ山田太一ドラマをDVDで観ています。
山田さんは俳優の台詞にアドリブを一切許さず、脚本通りに演じる事を要求した脚本家です。
それ位「言葉の重み」を大切にされていたのでしょう。
「ありふれた奇跡」というドラマを観ていますが、その中で「取り返しのつかない事はいくつかあるよ。その後の人生を何とか生きていくしかないんだよね」と台詞に書かれています。
そう何とか生きていくしかないんですよね。優しい気持ちになれます。
また色々観てみたいと思っています。