まちこの部屋

聖なるあきらめ

皮肉

コロナ騒動で、クリニックに来られる患者さんが減りました。

もちろん「病人がいないこと」は、いいことですが、いかに通常「来なくても何とかなっている方」が多いのだと痛感します。

特に、乳幼児手当てで「月に何度かかっても300円、または無料」のご家庭は

「保湿剤を病院でもらう方が安いから」という理由で安易に来院される方が多かったのです。これを機会に「本当に必要な方が受診する」というふうになっていただきたいです。

こんな生活ですから、次男には小さい頃から留守番をさせ続けていました。

特に、次男が亡くなる一年前位からは一緒に夕飯を食べることは、ほとんどありませんでした。

子供が大きくなれば、そういうご家庭はたくさんありますし、当時は何とも思いませんでした。

ただ、こういう季節の変わり目で次男を思うとき「もう少し、小さい頃から一緒の時間を持てたら亡くならなかったかもしれない」と度々思うのです。

その時、その時一生懸命だったから仕方ないと思う反面、シーソーのようにこの気持ちになります。

今はほとんど残業もなく、ゆっくりと夜が過ぎていきます。

つんのめるように家に帰ることはなくなりました。

早く帰りたかった時はままならず、早く帰らなくても構わなくなったら、早く帰れる。

人生ってそんなものかもしれません。

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