まちこの部屋

聖なるあきらめ

世界は私達を忘れた

ぼっち正月を過ごすのが嫌で8月の末に、鎌倉一人旅を入れました。

Go to ~もあるからいいかなと気楽な気持ちでした。

しかし、このコロナの状況。

でも安く行けるし、なかなかキャンセルする気持ちになりませんでした。

迷いながら、予約したまま。

そんな中、録画していた「世界は私達を忘れた」という番組を見ました。

シリア難民の話です。

シリアを追われてレバノンで暮らしている難民。

このコロナで更に厳しい状況になっています。

レバノン人から「ゴミ」「死ね」と罵られ、物乞いをしても家族5人で1日300円位で暮らしている。

キャンプはイライラのはけ口にされ、意味なく襲われる。

食べていけないから、腎臓を売る、当然売春もする。

中でも見ていて吐き気がしたのが、

ある家族の男の子が誘拐され、臓器を取られて、ゴミ捨て場に捨てられた話です。

お母さんは精神的に滅入って寝込み、たぶん12、3歳の少女が朝から晩まで妹と野菜の収穫の仕事に行き、1日200円で生きている。

私が「忘れている 知らない」だけで世界はこんなにひどい状況で生きている人々がいる事に涙が止まりませんでした。

皆がすさんで家庭内でも暴力がはびこり、「子どもが飢えて死ぬ顔を見たくない」と自殺する大人がいる世界。

ぼっちの正月を過ごしたくない自分が浅くて、くだらなくて、医療関係者なのにコロナで騒がれている時に旅行に行くのが嫌になりました。

で、キャンセルしました。

祈りの年末にしようと思います。

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