天外者
緊急事態宣言が出る数日前に、三浦春馬くん最後の主演映画「天外者(てんがらもん)」を観に行きました。
五代友厚の一代記で、スクリーン上の春馬くんは、生き生きとしていて、もうこの世にいないことが信じられませんでした。
映画の最後のテロップでは「三浦春馬さんのご冥福を祈るとともに哀悼の気持ちを捧げます」という文字が出ました。また、メイキングも流れ「死」とは最も遠いところにいる青年を感じました。
いくら何を論じてみても、彼の死ぬ理由は分かりません。
神と彼のみぞ知るということでしょう。
いろんな可能性があったのに。
いろんな未来があったのに。
悲しく悔しい気持ちで映画館を後にしました。
彼のお母さんとの不仲や確執があれこれ週刊誌に書かれるのがかわいそうでなりません。
どんなに仲が悪くても、子どもに憎まれても、死なれて平気な親はいないと思うから。
どうかそっとしておいてあげてほしいと思います。
天外者というのは鹿児島の方言で「類いまれなる才能を持っている者」という意味だそうです。
鹿児島の地方では、赤ちゃんが生まれると「天外者が生まれた」と皆で言うそうです。
そう、世の中の人は皆、天外者です。大切に生きていきましょう。