君は天然色
大瀧詠一さんの「君は天然色」という曲が、ことの他好きです。
これは、私が高校生の時に大瀧詠一さんのアルバムに入っていた曲でした。
当時はCD がまだなく、「貸しレコード屋」というのがあって高校生の時にLPのアルバムを借りて、家でラジカセに録音したのを覚えています。
録音技術などもなく、レコードの音量にラジカセを近づけて録音する何ともアナログ極まりない録音方法でした。
大瀧詠一さんも、お亡くなりになり、先日この曲を耳にした時に知った話です。
作詞をした松本隆さんは、曲作りの最中に大切な妹さんをご病気で亡くされたそうです。あまりに悲しみが深く、気持ちが滅入って何も書けなくなり、結果、大瀧詠一のアルバムは半年間ずれこんでしまったそうです。
悲しすぎて、視覚もおかしくなり世の中が白黒に見えてしまい、ある日街に出たらモノクロームの世界が広がっていて、その気持ちを歌詞にしたのが「君は天然色」という曲だそうです。
♪思い出はモノクローム 色をつけてくれ。もう一度そばにきて、華やいでうるわしのcolor girl ♪
歌詞を全文読んでいたら泣けてきました。
悲しみの中で作られた曲と知り、ますますこの曲が好きになりました。
そして、まだまだ色んな事があって泣きたくなる事もたくさんですが、強くなりたいと思っています。