まちこの部屋

聖なるあきらめ

横田滋さん

横田滋さんが亡くなられました。

ご病気と伺っていたので、心配していましたが、やはり力尽きてしまいました。

昨年、拉致被害者の親の気持ちについてこのブログに書きました。

恵さんがいなくなってから、ご家族がレジャーも行くことなく過ごしていた話を聞いて「子どもは一人ではないけど、いない時点で他の子どもに気持ちがいかなくなるのも無理はない」と思ったからです。

子どもが突然いなくなるのは、本当に恐怖です。

次男が失踪した時に、ニュースで「20歳前後の男の行方を追っています」など耳にすると心臓が破れるくらいの気持ちで画面を見つめました。

遺体が若い男性と聞くと、電話が鳴る度文字通り、はねあがりました。

雨が強いと「どうかあまり濡れないところにいて」と願いました。

雪が降ると「見かけた方がいたら、後できちんとお礼するから、泊まらせてあげてほしい」と思いました。

横田さんは、これをずっとずっと感じていたのです。

何か私達にできる事はないのでしょうか?

生きているうちに、会わせてあげたかった。涙が止まりません。

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